水中に生息する生き物をスポーツパックを利用してハンディカムで撮影するコツをご紹介しましょう。
スポーツパックは、装着したままでハンディカムの電源ON/OFF、録画スタート/ストップ、ズーム操作ができます。水深は2メートルまで可能です。
ビデオカメラの準備
・バッテリーとテープをセットします。
防水機能を維持するために、スポーツパックの開閉頻度は少なくしましょう。そのため、テープやバッテリーの残量は十分に確保してください。特にバッテリーは高容量タイプの使用をお勧めします。
・ビデオカメラの機能を確認します。
「フォーカス」「ホワイトバランス」「プログラムAE」がそれぞれオートに設定されていることを確認します。
・レンズの汚れを確認します。
セット後はレンズクリーニングができなくなるので、セットする前にきれいにしておきましょう。
スポーツパックとカメラ
スポーツパックの準備
・防水用パッキンに付属のシリコングリスを薄く塗布し、ねじれがないように溝にセットします。
・レンズ面のフロントガラス部分に付属のくもり止めリキッドを塗布します。
ビデオカメラのセット
・スポーツパックに固定用の台座が用意されている場合には、使用するビデオカメラ用のものを選びセットします。
・マリンパックの「マイクケーブル」と「コントロールケーブル」をそれぞれビデオカメラの「マイク端子」と「LANC端子」に確実に接続します。
・ケーブルを挟み込まないように注意して、スポーツパックを閉じ、確実にロックします。
※撮影する前に軽く水中に沈めて、水漏れがないか確認しましょう。
ケーブルを接続
スポーツパックをロック
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渓流など、水中では思いのほか流れが強いので、カメラも水の抵抗を受けます。上流に背を向けて流れを身体で遮るようにすると、カメラのコントロールがしやすくなります。
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水中ではスポーツパックのショルダーベルトが浮力で浮かぶので、撮影中にベルトがフロントガラスを遮らないように注意しましょう。
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水中ではカメラを下に向けると暗く、上に向けると明るく撮影されるので、日陰の撮影ではカメラを深く構えて、水平かやや上に向けるとよいでしょう。
注意事項
※水中では足場が悪いので、スポーツサンダルなどで足裏を保護しましょう。
※川は水温が低いので、夏場は地上との温度差が大きくなり、結露(水滴)が発生しやすくなります。結露を防ぐには、カメラのセットは日陰で行う、カメラの入水は日なたから徐々に慣らす、撮影後は日陰の涼しい場所に置く、などを心がけて急激な温度変化をカメラに与えないようにしてください。
※結露したりスポーツパックのフロントガラス面が曇ってしまった場合には、地上の日陰でスポーツパックを開き、乾いたタオルで水滴をふき取って、しばらく自然乾燥をさせてから、再度防水パッキンが外れないように注意してケースを閉じます。
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