世の中、革命と呼ぶに値することはそうそうないものですが、ここにはあります。バイオが考える、タイムシフト。テレビ生活の常識をがらりと変える、ビデオテープ以来の事件です。思えば、テレビ録画をより楽なものにするため、人類はいろいろな方法を生み出してきました。しかし、ここにはもう、予約録画という概念すらありません。想像してみてください。あなたが予約をしなくても、ぜんぶの番組が自動的に録画されていったらどうでしょう?チャンネルも放送時間も忘れていいのです。何を見るかは、あとで、その中から探せばいい。時間に縛られることはもうありません。これはもう、録画というより一時保管。タイムシフトは発想のシフトでもありました。こんな革命的なことを、PCであるバイオが考えてしまったのです。現実にしたのは、type
X。6チャンネル、約1週間分。とにかく番組が自動的にどんどんたまっていき、ハードディスクがいっぱいになると古い順に消されていきます。たくさん録画するだけならビデオデッキを何台も積めば可能ですが、それでは操作も管理もできない。そこでPCのパワーによって、デジタル化した番組データを管理・コントロールできるようにしました。タイムマシンのように過去にさかのぼって、見たい番組を探すこともできます。夢みたのは、コンテンツを自動収集でき時間の制約を取り払ってくれる未来のAVサーバー。さて、きょうは何を見よう。たまってる中から好きなものを取り出そう。そんな生活へ。忙しいあなたなら、あとは見る時間さえつくればいいのです。 |