

従来の同型モデルに比べて、約30%もの小型化を実現。電気設計、機構設計、排熱設計、厳選された小型電子部品と10層構造の基板設計が緻密に融合。高い集積度を実現しながらも、CPUのパフォーマンスを犠牲にしない、高次元のバランス設計を実現しています。
導光板の薄型化や部品の改良によって、従来の同型モデルで使用していた液晶ディスプレイに比べて、約5gの軽量化を実現。さらに、わずか約4.7mmの薄さの中に、新開発の超薄型カメラ《MOTION EYE》を内蔵しました。
あらゆるデッドスペースを排するレイアウト技術が、極限の薄型化を実現。メインマシンとしてあまりある機能を、薄さ22.5mmのフルフラット*ボディに収めています。
- * VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルで、バッテリーに軽量バッテリーパック(S)を選択した場合
11.1型ワイド[クリアブラック液晶](ピュアカラー)(スリムLED)を採用。従来の同型モデルではNTSC比50%だった色純度を72%以上にアップ。赤・青・緑といった原色をより忠実に再現します。
しかも消費電力は従来より大幅に削減。モバイルPCに大切な「スタミナ」に配慮しています。
導光板の薄型化やシステム基板の小型・軽量化により、従来の液晶より約50%薄くし、約30%もの軽量化を実現。また、携帯電話などで使用されている白色LEDバックライトを採用し、消費電力を抑えています。
VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルでは、軽量バッテリーパック(S)・標準バッテリーパック(L)・大容量バッテリーパック(LL)から選択可能。軽量バッテリーパック(S)では、最長約6時間駆動*1。さらに大容量バッテリーパック(LL)を選べば、最長約18時間*1もの長時間駆動が可能です。従来の同型モデルよりも、駆動時間が約24%アップ*2しました。
- *1 VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルでCore 2 Duo、メインメモリー1GB、SSD(フラッシュメモリー)、DVDスーパーマルチドライブ選択時
- *2 大容量バッテリーパック(LL)の場合。仕様選択範囲における最長の駆動時間です。選択する仕様によっては、駆動時間が異なります
- ※ 標準仕様(店頭販売)モデル VGN-TZ73Bの場合は、付属の標準バッテリーパック(L)で最長約11時間駆動。大容量バッテリーパック(LL)では、最長約16.5時間駆動します
バッテリー駆動時間の比較
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ハードディスクとDVDスーパーマルチドライブを搭載しながらも、薄さ約22.5mmのフルフラット*なデザインを実現しました。
- * VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルで、バッテリーに軽量バッテリーパック(S)を選択した場合
白色LEDバックライトを採用することにより、PCの「スタミナ」時間に直結する液晶ディスプレイの消費電力を削減。画質を向上させつつ、従来の同型モデルよりも「スタミナ」を約40分アップしました。
電源回路とBIOSおよびユーティリティーの連係により、動作時に使用しない機能をオフにして、長時間の「スタミナ」を実現。たとえば、ドライブにメディアが入っていないのを検知して、自動的にドライブ電源をオフにします。また、バッテリー駆動時には電源LEDの輝度を落とすなど、細かな電力制御を徹底することで、省電力化に貢献しています。このほか、ユーザーの使用状況を想定し、約30種類の制御パターンを搭載しています。
バッテリー容量の約80%で充電をストップする「いたわり充電モード」と、約50%で充電をストップする「超いたわり充電モード」を装備。長時間の「スタミナ」が必要なとき以外にはこのモードに設定することで、バッテリー寿命に影響する充放電回数を延長し、バッテリーパックの長寿命化をはかります。
意外に知られていないのが、背景色が白い壁紙は消費電力が少ないという事実。type Tには、消費電力の少ない壁紙「VAIO Long Battery Life Wallpaper」をプリインストール。これを設定するだけで、背景色が黒の壁紙と比較した場合「スタミナ」が約20分アップ*します。
- * 標準バッテリーパック(L)使用時

VAIOでは、従来マグネシウム素材を採用してきましたが、type Tではより軽量化と堅牢性を徹底して追求するためマグネシウムに比べ、より軽さと強さを併せ持つカーボン素材を採用しました。カーボン繊維にはさまざまな種類がありますが、VAIOが選定したのはレーシングマシンのコックピットを守るものと同レベルの高強度・高弾性を有するタイプ。そのカーボン繊維を一定の方向に隙間なく並べ、樹脂で固めてシート状にする。このシートをさまざまな角度で複数枚重ねると、マルチレイヤーカーボンファイバーとなります。従来のマグネシウム合金と比べて、約30%軽量化しながら、約2倍の強度を誇る素材です。素材メーカーとともに多くの試行錯誤を繰り返した結果、2003年秋に、日本で初めてマルチレイヤーカーボンファイバーのPCへの実装に成功。その後も数モデルにカーボン素材を継承し、技術革新を重ねてきました。

そのマルチレイヤーカーボンファイバーを、type Tでは天面と底面に採用しています。しかも天面は、シートの層を1層(約0.2mm)加えることで、従来の同型モデルと比べて約2倍の強度を実現。さらに底面は手前に曲げ加工を加え、角までカバーすることでねじり強度を大幅に向上しています。

ねじれたり押されたりなどの力が加わりやすい液晶パネル。液晶パネルにビスがあると、力が加わった際にビスの部分に衝撃を集中して受けやすくなり、壊れやすくなることがあります。そこで、液晶パネルを直接固定せず、天面と液晶の外枠ではさみこむ「フローティング構造」を採用しました。衝撃の集中を回避し、破損リスクを抑制します。

新開発の素材を採用することで、光沢のある質感を実現したキーボードパネル。このパネルとキーボードを熱溶着し、さらにパームレストにはめこんで一体化。キーボードそのものが構造体の役目もはたし、打鍵音を抑えるとともに安定したキータッチを実現しました。
ディスプレイ開閉試験
本体ひねり試験
毎日使うPCだからこそ、デザインだけでなく本体の強度・耐久性など、品質管理を日々追求。落下・衝撃試験、開閉試験、温度特性試験、梱包試験など、さまざまな厳しい基準をクリアしたもののみ、お客様のお手元に届けています。また、お客様からいただいた声を集め、使いやすさや安定性の向上など、よりよい商品づくりに活用しています。
品質試験について詳細はこちら
- ※ 特定環境における当社品質試験の画像です。無故障・無破損を保証するものではありません
- ※ 画像はtype Gにおける品質試験画像です。type Tでも同様の品質試験を実施しています

軽量バッテリーパック(S)を選択した場合の本体重量は、最軽量時で約 970g*。軽量化を実現しながら、最長約6時間の「スタミナ」も両立しています。
- * VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルにて、SSD(フラッシュメモリー)、ワンセグチューナー/ワイヤレスWANなし、DVDスーパーマルチドライブ/2.5型HDDなし、軽量バッテリーパック(S)を選択した場合
本体だけでなく、付属のACアダプターもコンパクト。約幅36×高さ22.5×奥行83.2mmと、手のひらに載るサイズです。さらに重量は約170g(電源コード含まず)なので、持ち運んでもかさばりません。VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルなら、ACコンセントに直接差せるウォールマウントプラグアダプターも選択できます。
従来機種よりもコンパクトな小型ACアダプター(左)を付属
ウォールマウントプラグアダプター使用例
従来より風量16%アップ(同一騒音比)に成功した「サイレントファン2」を搭載。優れた熱効率とともに静粛性も実現しました。VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルで高性能デュアルコアCPUを選択した場合でも、本体が過熱することなく快適に使用できます。さらに、新規ファン制御方式「マルチポイント・ファンコントロール」の導入により、従来の同型モデルと比べて約2dB静音化しました。
お知らせ
おことわり
- 画面はハメコミ合成です。
- 本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの
「 登録商標あるいは商標」です。なお本文中では(TM)、(R)マークは明記しておりません。