
SonicStage Mastering Studioでは録音、または取り込んだ音声ファイルに対して、分割、フェードイン・アウトなどの編集や加工できます。もちろん失敗してもやりなおし機能により何度でもトライアンドエラー可能。また音質やステレオ感、音圧などを調整する高性能なエフェクターも豊富に搭載。基本的な編集の域を超え本格的な音声加工を楽しめます。
録音後に任意の箇所で音声ファイルを分割可能。分割することにより、不要部分を削除したり、曲の先頭にチャプターを設定できます。またSonicStage Mastering Studioでは分割した特定の範囲にのみエフェクターを適用することも可能。「この部分だけ音圧を調整したい」などのこだわりにも応えられます。
さらに、SonicStage Mastering Studioでは編集時の波形表示に対応。ビジュアルに分かりやすく、分割やフェード処理などの作業がよりスムーズに行えます。
SonicStage Mastering Studioでは音声のフェードイン・アウト時の音量変化が選択できます。リニアで直線的な音量変化に加え、ノンリニアな2次曲線的な音量変化も可能となりました。これによりプロのオーディオエンジニアが熟練と経験によって可能としていたより音楽的で自然なフェードコントロールを実現します。
6dBカーブ
3dBカーブ
-20dBカーブ
5.1チャンネルサラウンド加工にも対応。もちろんサラウンド対応プラグイン・エフェクターも収録。加えて、パッチベイを利用した音声の組み替えにより、縦横無尽な音声フローのコントロールも行えます。
トラック数に関わらず全体に適用するマスターエフェクトと、トラック個別に適用できるトラックエフェクトを実現。
マスターエフェクトで全体的な音質やステレオ感などを調整し、トラックエフェクトで部分的な音質調整を別途コントロール可能となりました。
これによって「全体的にいい感じになったんだけど、この曲だけ少しメリハリを強調したい」などの細かなこだわりにもしっかり応えられるように進化しました。
- マスターエフェクトの設定
- トラックエフェクトの設定
原音にさまざまな表情を加えるエフェクター。低音や高音などの音域、ステレオ音声の広がり、全体の音量や音圧感などをSonicStage Mastering Studioのエフェクターで、時には大胆に、時には繊細に、思いのままにコントロール可能。また、実際に音を聞きながら設定できるので、手軽にトライ・アンド・エラーを繰り返すことができます。

主に使用するエフェクター | |
シャキっとした音質に | イコライザー系 ノイズ除去系 |
ステレオ感の強調 | ステレオ定位調整系 サラウンド加工系 |
音量や音圧のアップ | 音圧調整系 |

Sony Oxford社は業務用音響機器、エフェクターで知られており、特にプロのレコーディング現場ではイコライザーが高い評価を得ています。通常は高価な外部装置が必要なエフェクターですが、VAIOのSonicStage Mastering Studioではこれらの装置を購入しなくても、エフェクターの利用が可能です。
Sony Oxford Multichanel 5 Band EQ + Filter for VAIO
Sony Oxford Restorer for VAIO

ソニー独自の技術をプラグイン化して搭載。長年のオーディオ経験とノウハウをプラグインに凝縮しました。
Sony Surround Enhancer Plugin
Sony Limiter Plugin
Sony Bass Expander Plugin
Sony Reverb Plugin
Sony Localization Equalizer Plugin

AV機器やゲーム機器などで音声の3D加工で著名なのがQSound Labs。QSoundのプラグインでは、複雑なパラメタ設定をしなくても標準設定のままでステレオ音声のサラウンド化、サラウンド音声のステレオ化、サラウンド感の強調などが手軽に楽しめます。もちろんパラメータをコントロールすることでより細かい設定も可能です。
QSound QSurround QMSS Plug-in for VAIO
QSound QSurround 5.1 Plug-in for VAIO
QSound QSurround Virtulizer Plug-in for VAIO
おことわり
- 画面はハメコミ合成です。
- 本ページに記載されているシステム名、製品名は、一般に各開発メーカーの
「 登録商標あるいは商標」です。なお本文中では(TM)、(R)マークは明記しておりません。