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type Z 開発者に聞く

01 Concept
宮入 専 プロジェクトリーダー宮入 専 プロジェクトリーダー
大塚 純 製品企画大塚 純 製品企画

旧type S <プレミアムバージョン>の後継として高性能とモビリティーの両立を目指した

サイズに制約があるノートPCにすべての機能を盛り込むことはできない。しかし「高性能とモビリティー、そして高級感」という3つの価値を実現するためには、一切の妥協を許さず必要な機能を搭載する。それがtype Zを開発するにあたって掲げた目標だった。

ダイジェストムービー

旧type S <プレミアムバージョン>のユーザーの要望から始まったtype Zの開発

高性能モバイルノートPC、旧「type S <プレミアムバージョン>」のユーザーには、ある傾向が見られた。一般に持ち運び可能なノートPCは、パフォーマンスよりも長時間のバッテリー駆動が重視される。しかし旧type S <プレミアムバージョン>ではノートPCであっても高いパフォーマンスが求められていた。旧type S <プレミアムバージョン>の特長といえば、高速なCPUなどの採用、切り替え可能なグラフィックアクセラレーター、入力しやすいキーボード、作業しやすい13.3インチ液晶ディスプレイなどが挙げられ、メインPCとして使用するのに遜色ない機能が詰めこまれていた。反面、さらに強化が望まれる点ともいえるのが、バッテリーの持続時間、常時携帯するには若干気が引ける重さと大きさだった。

当商品の企画を担当した大塚 純は、type Zのコンセプトを次のように語る。

大塚: メインPCとして使える十分な性能を持つ旧type S <プレミアムバージョン>のお客様は、他のモデルと比較すると、パフォーマンスを重視されています。一分一秒を大切にする、ビジネスマンが多いのでしょう。メインPCとして使えるからこそ、それをそのまま外へ持ち出せ、どこででもビジネスができる環境ができれば最強です。
type Zではそういう方の要望に応えるべく、「さらなるパフォーマンスの向上」「小型化、軽量化によるモビリティーの実現」、そして「プレミアムという名にふさわしいデザイン性」、この3つを目指しました。
とはいえ、小さいサイズにすべてを盛りこむことは不可能。そこで上記の3つに関しては、一切、妥協することなく実現を目指し、メインPCとしてふさわしい高性能、使い勝手を失わないギリギリの小ささを実現したのが、type Zなのです。オフィスでは机の上でメインPCとして活用し、外出する際にはさっとカバンに入れて持ち出せる。そんな使いかたがtype Zで可能になるのです。

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旧type S <プレミアムバージョン>より一回り小さくなったtype Z。

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パームレストと一体になっているキーボード。入力しやすいようキーボードは低い位置に。


数値以上に軽量化を実感できる type Z

確かに旧type S <プレミアムバージョン>と並べてみると、type Zの小ささが際だつ。フットプリントは約10%縮小、重さは約20%の軽量化が実現されている。実際にtype Zを手で持ったところ、20%どころか、それ以上に軽くなっているように感じた。手に持ったときのフィット感、重量バランスが優れているためだろう。

この内部には、モバイル向けノートPCでは少数派となる標準電圧版の高速CPU、切り替え可能な外部グラフィックアクセラレーター、13.1インチという新開発の液晶ディスプレイなど、高性能な機能が詰めこまれている。また、オフィス内、外出先に限らず、どこでもインターネットにアクセスできるよう、無線LAN、ワイヤレスWAN(7.2Mbpsの高速な通信モジュールを選択可能)にも対応している。

プロジェクトリーダーの宮入 専も大塚の発言を補足した。

宮入: type Tやtype Gで培ってきたモバイルPCの実績、これまで積み上げてきた技術の集大成がここにあります。通常なら選べないようなデバイスの組み合わせを実現し、パフォーマンスとモビリティーを高いレベルで融合したのがtype Zなのです。

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折りたたんで持ってみると、手になじむ大きさ。重量バランスもよいため、実際よりも軽く感じる。

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専用コネクターにドッキングステーションを拡張すれば type Zの機能をさらに拡張可能。デスクで使うときは、これに載せて周辺機器を接続。外出時はtype Zだけを持ち歩けばいい。


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