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開発者インタビュー / InsideVAIO type T 開発者に聞く
01 Concept
鈴木雅彦写真 ビジネス専用設計と過酷な試験で優れた堅牢性を実現なおかつ使う喜びに満ちた薄くスタイリッシュな1台
VAIOの強みであるスタイリッシュデザインはそのままに、シリーズ最軽量とさらなるスタミナとともに、堅牢性を徹底的に追求しました。
新 type T(VGN-TZシリーズ)は、VGN-Tシリーズ、VGN-TXシリーズ……と続く、VAIOのサブノートシリーズの最新作である。ただし、そこにあるのは単なるVGN-TXシリーズの進化形ではない。むしろ、まったく新しいマシンとして生まれ変わった1台だといえる。この劇的な変化の理由は何だったのか?開発リーダーの鈴木雅彦は、新 type T誕生の背景をこう語る。

鈴木:VAIOは今年、国内発売10周年という節目を迎えることができました。初代のバイオノート505が登場し、「銀パソ」ブームを巻き起こし、サブノートという新しい市場を確立したのが1997年。そこから10年が経過したいま、開発チームとしては「自分たちの手で10年というものを形にして示したい」という想いがありました。そこで、バイオノート505をいまの最新技術でやったらどこまでできるだろうかと考えたのです。10年経って自分たちの実力がどこまで来たかを証明する機種を作ろう。10年目という節目にふさわしいチャレンジをしようということで、開発プロジェクトがスタートしたのです。
デュアルコアCPUの高性能を初代バイオノート505よりも薄いボディに搭載
もちろん、単なる懐古趣味に走っただけでは意味がない。そこには、次の10年につながるチャレンジとして、きちんとした必然性がなければならなかった。そこで鈴木が打ちだしたのが、「初代バイオノート505が出たときに、お客様が感じた驚きと同じぐらいのインパクトを、もう1回感じてもらえる機種にする」ということだった。

鈴木:新 type Tでは、マシンのスペックがどうこうという吟味をする前に、お客様がパッと外観を見て、まずは「凄い!」と言ってもらえるものを目指しました。そして、液晶パネルを開くとまた「凄い!」と驚き、電源をオンにして使うとその高性能にさらに「凄い!」と感動してもらえる……。そんな、モノとしての魅力と最高の性能をかね備えていて、お客様に何度もビックリしていただき、所有する喜びがいつまでも継続する1台を目指しました。そこで打ち出したのが、「質感や凝縮感といった面で高級感を備えており、ユーザーの感覚に訴える、エモーショナルなPC」というコンセプトでした。デザイン面では、初代バイオノート505のフルフラットをさらに進化させより薄くする。また、性能面では最新のデュアルコアCPUやフラッシュメモリーを搭載し、圧倒的なパフォーマンスをモバイルで実現する。この2つを目標にし、非常に高いハードルを設定したのです。
「エモーショナルPC」にふさわしい、徹底的に無駄を省いたシンプルかつ高級感の漂うデザイン。
 
軽量バッテリーパック(S)を着けた状態で、側面から見たフルフラットの薄いボディ。
ストレージの組み合わせでガラリと性格の変わるマシンを実現
10周年を飾るにふさわしいマシンへのこだわりは、これだけには止まらない。モバイラーには嬉しい、さらなるサプライズも用意されている。それが、ストレージ構成で4種類の組み合わせが選べるというVAIOオーナーメードモデルだ。

鈴木:「モンスタースピード」と「モンスターストレージ」というキャッチフレーズで、32GBのフラッシュメモリーを搭載した超高速モデルと、32GBのフラッシュメモリー+160GBの2.5型HDDを搭載した超大容量モデルなど、4種類の組み合わせを用意し、用途や目的に応じて最適なストレージ構成を選択できるようにしました。組み合わせによって、まったく別のマシンであるかのようにガラリと変わります。VAIOが一貫して追及してきた「自分だけの1台を所有する喜び」をさらに深化させました。また、カラーバリエーションも、プレミアムカーボン、ボルドー、シャンパンゴールド、ブラックという4色を用意し、それぞれの色で高級感のある質感と、本物志向を徹底的に追求しています。
プレミアムカーボン、ボルドー、シャンパンゴールド、ブラックという4色のカラーバリエーションを用意。
 
バッテリー部が芯のようになって構成される、初代バイオノート505から継承した「シリンダーデザイン」。
02 Design
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